バックナンバー一覧│【エントラスト通信】Vol.142

【Web1.0】
インターネットが普及しだした、1990年代前半頃から約10年間で使用されていたインターネットです。
HTMLと主にテキストで作成されたWEBコンテンツが主流でした。
回線の速度も遅く、容量の大きなデータのやり取りが困難で通信料も高額でしたので、インターネットユーザー自体が少ない他、個人でWEBを作成する人も限られていたため、情報の発信側と受信側が固定されている時代といえます。

【Web2.0】
2000年代半ば頃から現在までで使用されているインターネットを指します。
ADSL・光回線の登場で通信速度が高速化した他、常時接続が可能になりました。

通信環境が飛躍的に向上した事で情報のやり取りがスムーズになり、YouTubeやFaceBook・Twitterなどのコンテンツが登場した事で、誰でも世界中に情報を発信し、その情報を閲覧・返信する事が出来る双方向の通信により、ネット上でのコミュニケーションが容易に出来るようになりました。

その一方、コンテンツを提供する巨大企業に閲覧履歴や購入履歴などを含む個人情報が集中する事で、利益の独占や一元管理による情報漏えいなどが懸念されています。

【Web3.0】
WEB3.0では、すでに暗号資産ビットコイン（仮想通貨）などで使われている「ブロックチェーン技術※１」が基軸となり、今後も様々なサービスが展開されることが予想されています。
※１ブロックチェーン技術：情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続し、取引記録を、暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種

ブロックチェーンの最大の特徴は、「分散型台帳技術」になり、これまでの中央集権型と違いホストサーバー（大手企業管理）を必要とせず、複数のコンピュータ同士が直接通信しデータを管理する仕組みです。

データを分散管理する事で
・データの改ざんが非常に困難
・システムダウンが起こる事がない
・取引記録を削除することができない
など、様々なメリットがあります。

たとえ、サービスの提供者であっても、データ内容を容易に変更することは出来ません。
改ざんが難しい「ブロックチェーン技術」とデジタルデータに唯一無二の価値を持たせることを可能にした「NFT（非代替性トークン）技術※２」で最近話題のメタバース（仮想空間）で様々な経済活動やコミュニケーションが行われる時代も、もうそこまで来ているのではないでしょうか。
※２ NFT(非代替性トークン)技術：アートや音楽、コレクターズアイテムなど、唯一無二かつ代替不可能なデジタル資産にブロックチェーン上で所有証明書を記録し、固有の価値を持たせる非代替性のデジタルトークンのこと

DXの推進やインターネット技術の向上により、利便性は格段に上がることは間違いありませんが、個人情報などを含む重要なデータを扱うケースが多くなり、個人情報を管理する側のリスクは年々増加しています。
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【夏季休業のお知らせ】
誠に勝手ながら、下記日程を弊社の夏季休業日とさせて頂きます。

夏季休業日：2022年8月11日 (木) ～ 2022年8月16日 (火)

期間中にいただいたお問合せについては、8月17日（水）以降にご連絡させて頂きます。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒ご了承の程よろしくお願い致します。
今後ともエントラストをどうぞよろしくお願いいたします。

2022年8月
担当：有門

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